第2回ヘリテージマネージャー 協議会総会 と
第1回ヘリテージマネージャー大会へ参加してきました。
第56回建築士会全国大会『しまね大会』と一緒に開催されました。池田が参加しました。
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第2回ヘリテージマネージャー(以下HMと略します)
協議会総会2013年10月18日(金) 午後5時から 松江市 ホテル白鳥にて開催されました。
・全国の協議会で情報交換をしながら、大きく取り組もう、ということ。
・全国をブロックに分けて、交流しながら取り組む。
→富山県は北陸、愛知等と一緒(詳細は、事務局に再確認します)
・取組についての質疑応答 →予算は参加費のみで出来る場合もある、
行政などの補助金獲得等工夫しよう。
・公共団体などとの連携が重要
・昨年よりも今年はHMの取り組む地域が10か所増えている。
などが大きな点です。
また、総会のあとの情報交換会では、
・HMは設計や施工だけでなく、多くの専門家や市民と一緒に、事業化などを共に考えていこう。
・HMをやっている方々は楽しそう。それは、多くの方々と取り組めること、実施出来た時の
充実感と、少ないけれど報酬があることが必要。
などをお話したり、伺ったりしました。皆さん元気で楽しそうでした。
会場には、既に活躍されている方も、これから取り組もうとされている方もおられました。
同時に全国のヘリテージマネージャー関係者と顔を合わせてお話をしたことはとても大きな成果でした。
翌日の大会では、建築士会連合会の三井所会長に再会でき、お話を伺うことができました。
HMは、大きなムーブメントになりますよ!!
↑協議会総会の様子
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第1回ヘリテージマネージャー大会翌日19日(土) 午前10時から 松江市 くにびきメッセ 会議室にて開催されました。
※くにびき、とは 出雲地方で国土創造の神と言われる、
八束水臣津野命 『やつかみずおみつののみこと』が朝鮮半島と壱岐と能登半島から土地を引き、島根半島を造った、という神話から来ています。
太古の昔、朝鮮半島と日本列島が繋がっていた、という人間の記憶・伝承ではないかと池田は思います。
設計は高松伸氏(島根県出身)。
議題・発表として
・協議会で情報交換をしながら、大きく取り組もう、ということ。
・伝統的建造物の建築法規等の緩和措置が進むであろうということ。
・事例発表として
@ やまにてく 主宰 渡部 孝幸氏
石見(いわみ)銀山の渡辺家住宅の改修及びレストランへの改造
銀の里渡辺家・咄々庵(とつとつあん)A 熊本HM会議 代表 山川 清満氏
歴史的建造物の被災調査・復旧支援のしくみづくり
〜保存活動をしても、地震などで被災した場合、情報がないと、解体されてしまう。
日常的に、歴史的建造物の位置などの情報保存・関係者との情報交流をはかっておくことで
被災した時に備える。
B 静岡県HMセンターSHEC(シーク) センター長 塩見 寛氏
歴史まちづくりネットワークの実践
〜応急危険度判定との連携など、関係団体とのスムーズな連携が必要
C ひょうごヘリテージ機構H 2O 淡路地区 角田 学氏
淡路地震被災状況緊急調査報告
〜2013年4月の地震時、HM・行政関係者により、調査計画書と調査票をつくり、状況調査をした。
大会声明として、7年後の(2020年)東京オリンピックに向けて以下のことを提唱しました。
・全国の重要伝統的建造物保存地区の数を2倍にし、その国家予算を10倍にしましょう。
・歴史まちづくり法の要件を緩和して、同法の重点地域を全国に広げ、200地区としましょう。
・これらの運用の主体的な役割をヘリテージマネージャーが果たしてまいりましょう。これから、ヘリテージマネージャーの役割は大きく、重大になり、可能性は拡がるように思います。
富山県内の関係者の皆様と気持ちを合わせ、大きな動きにしていきたいと思います。
大会の様子


銀の里渡辺家・咄々庵


くにびきメッセ室内
by池田
posted by 富山れきけん委員 at 21:23|
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